手前味噌ではありますが、復活一発目は6月にリリースした
Elen Never Sleeps名義のフルアルバムを紹介させてもらいましょう。
blog never sleepsがアクティブだった時期のENSのリリースやライブは
普段の記事と並行して宣伝していましたね。
Rum EP以降、丸4年以上何も発表しておらず、皆さんから辞めたと
思われたりしておりましたが、
(facebookとかで海外の人からなんかやってないのか?とたまに貰うDMが心の励み)
ずっとこれを作ってたんすよ!
はっきり言って、インターネットで音楽を発表し、世界中のミュージシャンと
個人ブログ群とリスナー間でムードや流行を程よいペースと規模で
共有し盛り上がるってことにおいて、最高の時代はもう終わりました。
2010~2012くらいが最高潮だったんじゃないですかね。
あの頃の気分は一生忘れることはないですが、終わったものはしょうがない。
サブスクリプション型ストリーミングサービスの普及がでかいってところはあります。
まあそれも一要因にすぎませんが。
音楽に限ったことではないかもしれませんが、
スタイルの確立と、同じことをひたすら繰り返し少しずつでもブラッシュアップすること。
今後必要なのは、最終的に強いのは、そういうものだと。
以前International Tapes等でENSの記事を書いてくれたNathanが
Beach Houseの新譜について
“I’m a huge fan of bands picking one emotion/sound and refining it album after album.
people don’t really change (or change very slowly)”
と言っていたんですが本当にコレだなと。
流行を追うことにはもう実に興味がない。
新しいものを追わないということではないんです。
個人的には新しくリリースされるあらゆる音楽も相変わらず相当追ってますよ。
判断基準の話なんですよね。
サウンドに関してはSilver EPとRum EPのムードを
半々に引き継ぎつつアルバムのサイズ感に拡張した上で、
以前より映画っぽさというか、長編小説っぽさというかですね。
そういうものを付加しているつもりです。
そして何と言ってもボーカルでしょう。音楽やってる意味そのものだし、
自分の事で何ですけど、こんなふうに歌えるやついないだろ、日本に他に。
曲単で、リード曲がコレですっていう作りではないので、
ぜひアルバムとして流れで聴いていただきたいですね。
あとこれはENSのコンセプトみたいなものですが、いつも通り
ウワモノは全てギターとストンプボックス型のエフェクトペダルのみで出してます。
シンセは一切使っていませんし、ギターシンセも使ってません。
つまりギターをトリガーにして音源を鳴らすとかいう話でもなく、
全て実際のギターの音にエフェクトをかけて変化させた音であるということですね。
シンセパッド、オルガン、ヴァイオリン・チェロ系、サックス、フルート、
Paradise Lostでのスティールパンなんかのことです。
過去の作品でも、HazelのシンセリードとWhite Surrenderのローズの音は
実はマイコルXLなんですが、この二つ以外は全てギターです。
ソフトウェアプラグインのエフェクトもギターにはかけないので、
ギターとベースの音は全て完成した状態でDAWに取り込んでるだけ。
こんななんで、ギタマガさん、The EFFECTOR BOOKさん、サンレコさん、
インタビューしてくれたっていいんですよ!?
このアルバムリリースに際して、インターナショナルテープスのルークと
Cascineのファウンダーのジェフがプレスリリースにコメントを
くれてまして、折角なのでここにも載せます。
“Elen Never Sleeps’ first full-length has a casual polish that’s equal parts
romantic sensibility and earnest wonder. – Luke Carrell, International Tapes/AdHoc”
“Artistic and well played – Jeff Bratton, CASCINE”
メディア
Spincoasterさん
https://spincoaster.com/elen-never-sleeps-paradise-lost
lights + musicさん
http://lightsandmusic.net/?p=8933
Make Believe Melodiesさん
http://makebelievemelodies.com/?p=16536
AVYSS magazineさん
http://avyss-magazine.com/2018/08/01/1701/
レーベルに関しては、Beauty and Silence Recordingsからです。
安心と信頼のbandcamp(バンドキャンプ本当大好き、ポリシーとかも含め)と
amazon, iTunes, Apple music, Spotifyなんかにもあるんでよかったらぜひ。
今後、Beauty and Silenceは音楽レーベルとしての機能だけでなく、
いろんな活動にずっと使ってく本格的な銘柄として据えてます。
正直このアルバムでENS辞めるつもりだったのですが、
終わったら終わったで次のモード出てきたのでまだやります。
いつになるかわかりませんがね。
Reverb Princeの曲もたまってるのでそっちが先かもね。
今後、blog never sleepsの頃はやってなかった動きも含めて
いろいろ考えてますので、続けていくと
別方面からElen Never Sleepsを新たに知る人も出てくるかと思いますが、
皆様何卒よろしくお願いします。