ヨフナのニューアルバムから新たな楽曲がビデオで公開、んでその内容というのも
実際にゲスト参加しているEmily YacinaがYofunaに毒を盛り、これを自分の曲にして
チャートNo.1を獲得し、Best New Sad Girlとして名を馳せるといったオモシロ作。
ローファイなコーラスのかかったシングルコイルサウンドが儚い厭世観を醸し出します。
Men I Trust – Norton Commander (All We Need)
メンアイトラストの新曲ビデオ。Emmaがローレンスのおっさん(誰)とドライブします。
やり過ぎという次元で低音がモコモコしているハイ落ちサウンドで、気が抜けすぎた炭酸、
もしくは時間をかけすぎたドリップコーヒーのしかも冷めた奴みたいな感覚、っていうか。
歌、声は本当素晴らしいし、完全にエマありきの魅力ではあるのですが。車かっこいいね。
TORCHE – Slide (Official Visualizer)
ちょっと重いやつです。RELAPSEからのリリース作品を紹介するのはたぶん初ですね。
結構もうキャリアのあるTorcheの新作からの先行トラックで、分類としてはストーナー、
ヘヴィ・オルタナっていうところなんですけど今回、案外と小気味良い、というか
重すぎず軽快さを感じさせるライト・ストーナーって感じでSUB POPからでもいけそな
塩梅にも聴こえるんですよね。尺もコンパクトだし、何も知らずに聞いたらガチと思わない。
ギター、ベース、ドラムの音はShinerあたりと同じような雰囲気だし、なかなか好きです。
終わりかけのとこのキックの二拍三連ソロ?がめちゃカッコイイね。ジャケは超ダサいね。
French Vanilla – Suddenly
L.A.のゲイカルチャーどっぷりな脱臼系ポストパンクのバンド、フレンチ・ヴァニラの新曲。
ビデオは好みでないので特に言うことないですが、このバンドのサックスってエッセンス
ではなくて完全にサウンドの核なんですよね。それでまたフレージングが滅茶苦茶ナイスで。
基本管楽器入ったポストパンクて個人的に弱いってのはあるんですが、これは特に好きだね。
新作アルバムからもう一曲公開されてまして、そちらもかなり良いです。聴きやすいんだよ。
River Tiber – Taurus
トロントのマルチインストゥルメンタリスト・ソロミュージシャンのリヴァー・ティベール、
2016年以来となる新作アルバムを今年リリース予定です。そちらに収録されるのか明確では
ありませんが、このニューシングルは感傷的でプライヴェートなムードであるにも関わらず
日の光を感じるというか、声の距離もかなり近いのに不思議にオープンエア感あるという、
謎サウンドです。なんかいいよね。Bon Iverっぽさをなくした初~中期Bon Iverみたいな。
Lana Del Rey – Doin Time (Sublime)
ラナ・デル・レイが出すと予告していたサブライムのカバーを発表しました。なんだか
これがやけに良い出来なんですよね。というかこのサウンドが合ってるから、この路線で
オリジナルをやってみて欲しい。おいしいキャラクター性も勿論ですが、なんといっても
この人はやはり声が素晴らしいよ。出てきた頃からそこは変わらない。痛い子だけどね。
エキゾ・サマー感とめんどくさいファム・ファタール的なイメージが実にマッチしてます。
Purple Mountains “All My Happiness is Gone” (Official Music Video)
Silver Jewsのフロントマンが解散後新たにスタートしたプロジェクトのデビュー曲です。
ちゃんと始まるまでが長いですけど、すごくいい曲ですね。いい声だし、曲は軽めだけど
雰囲気が軽くなり過ぎず、しっかり深みがある。”俺の幸せは全部どっかいっちまった”と、
これは、アルバムが中々楽しみな内容です。言葉に力があって、なんか説明できん説得力。
ついでに
black midi Schlagenheim
音源ではないのですが、ブラック・ミディがデビューアルバムのリリースを発表しました。
これが、昨今のプロパーな流れに一石を投じるスタイルで、アルバムタイトルとジャケのみ
公開し、リードトラックはおろかトラックリストも発売日になるまでは公開しないんだと。
(song titles will be revealed on release day)プレスリリースからしてそうなんでしょうね。
おそらくここ最近で出していた楽曲群は収録されるだろうと踏んでるのですが、こういうの
もっとあっていいよね。ちなみに安定のラフトレードからです。