先週も新曲を紹介したビッグ・シーフがコルベールのレイト・ナイト・ショーに出演です。
これが熱い、すごく密度が高くて緊張感のある演奏で、これぞ絶頂期にあるバンドっていう
風格が出ており、圧倒されちゃう。絶好調時のスポーツ選手が放つ輝きとかと似てるんです
この、好みを超越できる説得力ですね。これだけはバンド音楽でしか到達できないものだし
本当に尊いもので…。エイドリアンレンカー格好良すぎるし、カメラ照明全てがハマった。
全体がややサークル気味に陣取ってるのもいいですね。これ、TVよ?ミラクル。ご覧あれ。
半年以上先ですがつい先日、来年5月の来日公演も決定しました。この状態保ってるかしら。
Hana Vu – Outside (Official Video)
ルミネレから間もなくデビューアルバムをリリースするハナ・ヴゥの先行曲がビデオで登場。
今回は強烈に西海岸を感じるチルウェイヴ全盛期のバンドサウンドのような楽曲で、エモ的な
衝動、身体性も付加している面白い仕上がり。逆回転シークエンスがエンドレスでたゆたう中
I don’t really wanna wake upと、どこでもベッドの上でビザールを抱えLA中を周遊します。
ちょいエスニックなメロディとDOMを思い出すようなバランス。幅広く面白い音楽性だね。
Dean Wareham – Snow Is Falling In Manhattan
ギャラクシー500、ルナのディーン・ウェアハムがデイヴィッド・バーマンのトリビュートに
提供したのは最近の曲ということで、パープル・マウンテンのカバーなのですがこれが完全に
Luna印の素晴らしい出来映え。完全に自分のモノにしつつ、リスペクトも完璧という代物で
穏やかで美しく、原曲よりもプライヴェートなサウンドに。雪が溶けていくような声ですね。
Nilüfer Yanya – H34T RISES (Official Music Video)
ニルファー・ヤンヤが今年リリースしたデビューアルバムの収録曲を、ブラッシュアップして
ビデオ公開です。ミックスがかなり変わっていて、モッコリ宅録って感じのサウンドでしたが
モダンでクリスピーな音像になってます。もともとトルコ系のようで、インタンブールで撮影
された映像もなかなか良い感じ。彼女は本当に凛とした雰囲気があるし、目がカッコイイね。
Omni – Courtesy Call [OFFICIAL VIDEO]
SUB POP移籍後の初フルアルバムを来月リリースするオムニから、新曲トラックのビデオ。
特徴はそのままに今回は少し新機軸というか、ずーっとブレイクしているような展開でして、
プログレってよりはマスロック的なんだけどインテリ感、スノッブさは無い不思議な音楽。
ノームコア全開の出で立ちに、やりすぎなVHS映像と相まって異様な雰囲気。イルですね…。
Mr Twin Sister – Koh-I-Noor (OFFICIAL VIDEO)
ツイン・シスターの最新アルバムから新しいビデオが公開されています。アンドレア自作の
パペット人形、Salt君がピエロ天使(アンドレア)と共にNYを闊歩する内容。少し寂しくて
ファニーな映像が、スペースの広い重めなダウンテンポ・R&Bサウンドとマッチしています。
主要メディアに一切フックアップされてなくて、今は完全に独力でやっているみたいですね。
Charli XCX – White Mercedes [Official Video]
チャーリXCXの新曲は最近に珍しくブイブイ言わせていない、空間に余裕を持ったトラック。
この人はこういう路線がいいと思うんだけど、ポップスターで完全に定着してしまったから
仕方がないですよね、仕事だし。ティーンの憧れというかさ。ワイト・メルセデスってトコの
サビがね、なんかByrdsバージョンのMr. Tambourine Manみたいで、いいメロディだなと。
Dehd – Letter (Official Video)
以前から推しているDEHD、今年アルバムをリリースしていましたが、もう新曲が出ました。
多分デッド(deadと同じ発音)でいいと思います。引き続きFire Talkからとなってまして、
少し頭イカれたヒッピーっぽい感じと、やまびこエコーのドンドコ太鼓に、超キャッチーな
60’s系の歌メロで、一瞬だけ似非ヨーデルまで飛び出しちゃうすごく開放感のあるサウンド。
なんつうか、Gangliansとかが元気だった頃の感じを思い出して懐かしさもあり、イイです。
一応、今年5月にリリースしていたアルバムも載せとくね。コレがいいかな。シャララララ♪