GVVC Weekly – Week 8



Julia Holter – I Shall Love 2

ジュリア・ホルター待望のニューアルバム告知と、先行曲公開です。
さらにシネマティックに振りすぎた感もありますが、相変わらず素晴らしい!
この人は本当に大好きなんですよね、ライブもいいんですよ。
知的なんですけど、全然スノッブすぎず、ロマンもあって、女性性もあって、
サービス精神(=カタルシス係数の高いドラマティックさ)もほどほどにあり、という理想形。
ザ・才媛、って感じなのに元彼、ダックテイルズのレイプ魔騒動の時は大変でしたね。
その時出してたステートメントも、かっこつけず正直であり、
いろいろな意味で株を上げたましたよ。また日本来ないかな。


Men I Trust – “Seven”

イチオシ中のメン・アイ・トラスト新曲です。
ボーカルの子が本当に全てにおいて良く、完璧な存在。(このビデオには出てきてない)
完全な独立DIYでかつ、バンド系の音で、すごい大成功ポテンシャルがあるのって
今時本当に珍しく、このバンドこの先どうなるか見ものです。
中国には来てるみたいですが日本には…?


AlunaGeorge – Superior Emotion (feat. Cautious Clay)

生き残るために長い事アゲアゲ路線に寄っていたアルーナジョージ、
久々に求めている音に戻ってきた。これは朗報です。
絶対にの子はこういうしっとり系か、ダークR&Bで行った方が映える。
めちゃめちゃ良いです。嬉しい~、この路線でまるまるアルバム作ってくれ。
まあ全ての間違いは1stアルバムのダサすぎるジャケットから始まったよね。


Phoebe Bridgers – Scott Street (Official Music Video)

かなりいい曲ですね。ラストの方のかぶせとかかなりカタルシス係数高いですよ。
ビデオはつまらないですね。SIAかと。
Julien BakerとLucy Dacusとの超スーパーグループboygeniusも良いですが、
1曲もyoutubeやサンクラ、bandcampには載せず、
サブスクリプション型ストリーミング経由でのみの公開って本当に糞糞アンド糞だし、
Matadorの株はこの施策で個人的に地に落ちてる。
舐めんなって話だし、今日日、アクセスフリーの対極を行くなんて愚の骨頂ですよ。


Niko Yoko – Neo Tokyo

いやいいね〜、今の音楽とは思えねえ。フラ語ですね。
ヴァースんとこはなんかMPBっぽさもあるし、
サイケっちゃサイケだしこう、正体不明の音楽。
ビデオも狂ってるし、Nicoとオノヨーコで曲名がネオ・トーキョー。
フランスの気狂いすごいわ。


Nicholas Krgovich – Belief

前の先行曲もかなり良かったですが、次もこれ。
今回のアルバムが、本名名義ソロになってからでは確実に最高傑作でしょう。


L’Eclair – Polymoond (LP)

何なんですかこのバンドは?結成自体はロンドンだそうですが、
スイスはジュネーブののインスト・エキゾ・ジャムバンドって感じですね。
INFRAComあたりのNu Jazz、クラブジャズ(死後)みたいな感じもありつつ
アフロ、サイケと、Polymoodというアルバムタイトルにピッタリな感じですが
このバランス感覚は新しいですよ!基本はダンスミュージック意識だそうですが
2000年頃の”クラブジャズ”の感じとキングギザード・リザードウィザードの
中間に、アフロ感を加えたものといったらいいですかね。
フランスということで、NLF3的な所あります。本当おもしろい。


Meg Baird and Mary Lattimore – Painter of Tygers

Espersのメグ・ベアードと、
割と最近ソロ作を発表したハープ奏者のマリー・ラティモアのコラボ作。
なんて素敵な組み合わせなんでしょうね。
意外と歪みがかかり、ともすればグルーパー的路線ですが、
儚く繊細なサウンドスケープです。壊れちゃいそう!素敵!
Mary LattimoreはJulia Holter作品にも参加してるんですよ。


Forest Swords – Crow (Official Visual)

フォレストソーズのDJ Kick収録の新曲ヴィジュアルです。
なんか面白い映像じゃないですか?アジア圏の貧民街の公団みたいな…、
でもこれコラージュですよね?室外機の数が半端なさすぎるし。
ギリシャのアテネにあるカルチャーセンター出典の作品っぽいてのはわかったが…


Sylvan Esso – Funeral Singers (feat. Collections of Colonies of Bees)

シルヴィアン・エッソがCOCOBを従えてCalifoneの名曲をカヴァー。
これは本当にいい曲ですよね。
原曲はこちら!

Califone – Funeral Singers


Eleanor Friedberger – Are We Good? (Official Video)

ファイアリー・ファーナセスの、という枕詞ももういらないでしょうか
エレノア・フリードバーガーさんの最新アルバムから、ビデオカットです。
なんか面白い映像です。
ちなみに私この人と、あとナイトジュルに顔が似ていると言われたことがあります。


Marissa Nadler – “I Can’t Listen To Gene Clark Anymore” (Feat. Sharon Van Etten)

マリッサ・ナドラーとシャロンヴァンエッテンだって?
なんという組み合わせ。