GVVC Weekly – Week 15


Mr Twin Sister – Salt

ついにフルでリリースされました!今回かなりアダルトで、実に”趣味のいい”音楽。
出だした頃からこの人たちは抑えが効いていて、ドリーム・クラウト・ハウスと言いつつ
あまり直球に分かりやすく盛り上がる音楽は作っていないような気がしますが、
アンドレアのボーカルは本当に唯一無二だし、たまに飛び出す
超弩級のセンチメンタリズム弾丸みたいなのが全体の中でいいフックになってる。
すぐドミノに囲われたが、早々に自主での活動に舵切ったのも好感持てるし、
ちゃんとバンド仲が良さそうでワンマンでない雰囲気が感じられるのも素晴らしい。


NICHOLAS KRGOVICH – OUCH (LP)

ニコラスケルゴビッチのアルバムもフル発表となりました。
先行曲聴いて今回はソロ化後だと過去最高傑作と予言してましたがその通りの内容。
No Kids以降関わった全ての内でベストでしょう。
程よくコマーシャルさもあり、知的で洗練されていますね。


Beach House – Alien

限定7″シングルのB面曲ですが、
いつになく直球にシューゲイズ・ドリームポップという感じで、カジュアルないでたち。
知らずに聴いたらビーチハウスと思わないし、いかにもLPのアウトテイクってノリですが
一流シェフが作るC級グルメって感じで、たまには新鮮でいいですね。


Toro y Moi – “Freelance” (Official Music Video)

トロ芋、ニューアルバムをリリースします。やはり天才なんでしょう。
好みは置いといても、強度というかクオリティの面でグゥの音も出ないです。
腰にくるねこの音は…意地でも踊らせるぜって感じ。


Jessica Pratt – This Time Around

ずいぶん音沙汰なかったですが、ついに三枚目のアルバムが出ます!
ホワイト・フェンスのティムが気概で1stをリリースしてあげたのが2011年?
この人の歌は高潔というか、すごく純粋な響きで透き通っていますよね。いい曲ですが、
なんか過去作より空間系を使用した音作りで、ちょっと趣が違ってきています。
個人的には彼女の歌にはドライなボーカル処理の方が絶対いいと思いますけどね。


Beirut – Gallipoli (OFFICIAL AUDIO)

前作でついに完全にエスタブリッシュされた感があったベイルート、
新作も引き続き4ADから!ブレないし、素晴らしすぎます。
定期的に高クオリティのアルバムを発表し続ける感じの人になってほしい。


Ganser – “Pastel”

シカゴの女Voポストパンクです。なんかこの曲、ベースがすっごい好みなので載せます。
アウトロにかけてのアンサンブルの乱れ方もまとまってていいですね。グッドトラック!


El Perro Del Mar – Broder

エルペロデルマーちゅわんついにスウェーデン語で歌いだしちゃった。
前作EPに引き続き今回もなんかシリアスでシネマティックな楽曲です。
いつもいいボーカルやなー。


Empress Of – I Don’t Even Smoke Weed (Official Video)

先週出てたフルアルバムで最後に公開してた先行曲からのビデオ
この曲が一番キャッチーかな。メイクがいい感じにキマってますね。
彼女も人間力というか、魅力でかなりプラスされてる部分あります。


Pronoun – You Didn’t Even Make The Bed

1コ前に出してた曲もすごく良かったけど、お次もステキ。
ただただ良質な女性ボーカル宅録インディ楽曲です。


Maggie Rogers – Light On

こないだ出てた新曲、ビデオも出ました!あの変な踊りはやらずにはいられないのね…


Thom Yorke – Unmade (Live for BBC Radio 6 Music)

このトムヨークはいいトムヨーク。
Spectreって本当名曲だったと思うし、屁もこの路線で行ってほしいな。