GVVC Weekly – Week 34


Bedouine – Bird

ベドウィンの新作からさらにビデオカットで別曲が公開されました。
彼女の楽曲の中でもかなり静かめで、ノスタルジックなサントラっぽさの強いノリです。
ローラ・マーリングがアメリカの西海岸の人だったらこういう感じなんでしょうかねえ。
格好も含めて雰囲気がいつもクラシックで、今の時代の人じゃないみたいだよね。
でもどこか今風。そしてアーシーだけどイモくない、歌は滅茶苦茶上手い。単純に凄いよ。

Middle Kids – Real Thing (Official Video)

エルトンジョンのオススメという、全く有難くない触れ込みで現れたミドル・キッズ。
Edge of Townは間違いなく名曲ですが、Dominoとはいえちょっとメジャー系ハイプ臭が
全開すぎて、1stアルバムはおそらくかなりコケたんだと思われる。このまま消えても
おかしくなかったけど、案外とあまり間を空けずにフォローアップのEPが出るようです。
この先、あの曲を超えることは多分できないんだけど、でもこの人らの匙加減ってあるし、
他のバンドを形容するときに”Middle Kids的バランス”ってつい使っちゃう何かがある。
基本オルタナ・ポップのメジャーっぽいサウンドだけど、どメジャー過ぎず、ボーカルが
ちょいクセあるっていう感じね。で、レイヤーもメジャーっぽく、雑多に程々に、という。
パンクでもガレージでもなく、フォーク系でもない。エレクトロニック感はゼロで、
シューゲイズやドリーム要素もほぼ無く、ニューウェイブも80’sも、本当に何もない。
ここまで書いといてあれだけど、この曲も別に全然良くないです。でも、Middile Kids感。


CONTROL TOP – Covert Contracts

フィリー・ポストパンク、Control Topのデビュー作からのタイトルトラックが公開。
カッコいいね…ポストパンクと言ってもパンク寄りで、ガレージ感は薄くて、たぶん結構
黒い服着た感じの路線だと思うのでポジパンっつうかUKゴシック感ある。USやけどね。
こういう減点ポイントのないコンパクトな佳曲って、気軽に聴けて、いい意味で単純。


whitney ballen – pretend songs (EP)

Whitney Ballenがpretend songsなるEP?ミニアルバムを突如発表しました。
歌は入っていますが、かなりアブストラクトな内容で、デモ小品集といった趣。
確実にプロパーなリリースではないと思いますが、ストップギャップにはいいですかね。
声だと思うけど、どんなんやってもやけに幽玄な感じになると言うか、ズルいよ。

Kevin Morby – Nothing Sacred / All Things Wild (Official Video)

ケヴィン・モービーの新作アルバムからのビデオカットは、いつにないスロー・ナンバー。
永続全音符のシンセベース的なコードをバックに、サックスとコンガだけが響く中
静かにボソリと歌います。すごく雰囲気があって、歌詞もいいね。映画っぽい感じです。
ポッケに手を突っ込んで、スカしながら帰ろうって時に、口ずさんでる感じですね。


Christelle Bofale – U Ouchea

Father/Daughterのニューリリースはコンゴ系SSWクリステル・ボファーレのデビューEP。
そちらからの最初の先行トラックが公開。本当このレーベル手広くいい感じに集めてくるね。
ちょっと自然を感じるメロウなダウンテンポ・R&Bという感じで、アーバンすぎないのが
いい塩梅なんでしょうね。音像的にはGemmaとかとも親和性ある感じではあります。

Sky Ferreira – Downhill Lullaby

出る出ると言って頓挫し続けていたスカイ・フェレイラの新作アルバムからやっとの事で
先行トラックが出ました。色々とプレッシャーが多いようで、本人がポップな曲ではないと
予め予防線を張ってた通り、この曲はヴァーヴの超有名曲みたいなストリングスが入る
グラマラスでダウナーなグラム・グランジとなっています。アルバム全編これではなくて、
チャラめの曲もあるみたいです。大人が色々と煩くて、SNSでも叩かれがちなキャラで、
本人も、もうそこまで若くなくなってきて、この数年でかなり挫折を経験したでしょうが、
そんな文脈も含めてメディアを惹きつけるスター性はある。ただ、悪いけど大して良くないし
何なら1stも別に良くなかったですよね。良かったのはブラッドオレンジの曲だけ。

これな。

Billie Eilish – bad guy

ビリー・アイリッシュ、そんなに良いと思わないんだけどこの曲はちょっと面白いかな。
めちゃくちゃ今時の子!って感じで本当、時代の寵児っぽさは確かにある。
多分、日本で言うところの”あいみょん”的なところでしょうね。違う?
アルバムが出たみたいですよ。UKだとかなり大騒ぎになっているのでしょうか。
ちょっと前まで、青や紫の髪ってヴェイパーウェイヴとかインターネット崩れ、そこから
GR8系の服装の人たちっていう流れしかなかったと思うけど、この子は”その手”感ナシで、
完全に普通のファッションとして、違和感なく見れるって考えると、不思議なもんです。

Cate Le Bon – Daylight Matters (Official Video)

先週のWeeklyイチオシのトラックに遅れてビデオも登場。本当いい曲やね。ケイトルボン
本人が真っ赤なパーカーでインスタ的なカラーフィルターかかりまくった世界を闊歩します。
LPのジャケットでも赤い格好してるんだけど、不思議と音に合ってる感じなのが面白いね。


昨年GVVCでも紹介していたリヴァプールのHer’sがUSツアー中の事故で亡くなりました。
二人共、ツアマネと一緒にとの事でちょっと言葉も出ないですね…、ご冥福をお祈りします。

It is with overwhelming sadness that we regretfully inform you that Liverpool band Her’s, Stephen Fitzpatrick and Audun…

Heist or Hitさんの投稿 2019年3月28日木曜日