GVVC Weekly – Week 45


Mega Bog – Truth in the Wild

まもなくリリースされるメガ・ボグの新作アルバムから収録曲のミュージックビデオです。
ややレトロな趣の”喋り歌い”を多用したフレンチサントラ風トラックで、この人の音楽性は
本当底知れないというか特異ですよね。サラっとしててどこか狂ってるような感じもするし、
パッと聴いた印象だと小洒落た音楽なのかもしれないですけど、何か腹に一物というかね、
何考えてるかわかんないような恐ろしさ。結構多作なイメージだけど、今後どうなるのかな。

Shura – religion (u can lay your hands on me)

シュラは鳴り物入りで登場し、いきなりメジャーからのデビューって流れだったので
大人達の香りがし過ぎて、その時点で萎えていたし、あまりパッとしなかった印象で…
3年ぶりの新作はやはりというか、セクレタリー・カナディアンに移籍しての発表です。
んで、こちらが先行曲なんすが多分今まででダントツに一番のトラックだとは思います。
ものっすごいベタな、あまりにもジェットセットが褒めそうなサウンドと言うかですね、
端正にコンプがかけられた、シュっとした仕上がりのインディー・ダンスで、歌メロは
程々にメロウでキャッチー。更に切ない感じのギターまで被せてて、ここまでやるか感。
胸焼けがしてしまうよ。でも多分そこらへんの店とかで初めて聞いたら誰やろと思うし、
なんというかまあ駅ビルのアパレルショップとかで流すにはマジ最強の音楽でしょうね。


Kindness – Hard To Believe (feat. Jazmine Sullivan)

カインドネスが5年ぶりの3rdアルバムをリリースします。そちらからの新しい先行曲は
ヤズミーン・サリバンを全面的にフィーチャーしており、本人はほぼ歌ってないですね。
音楽性は相変わらずで、インディーダンス系のホワイトファンク路線なR&Bですけども
やっぱりこの人のサウンドは風格がある。本当に洗練されてるし、最高級S品質の音楽だ、
って否が応でも認識しちゃう凄みっていうかね、もはや楽曲の良し悪しではない何かです。
見た目もかっこいいし、ダンスも上手い。約束された成功って感じで、ずるいっすよねえ。

Bat For Lashes – Kids in the Dark (Official Audio)

バット・フォー・ラッシェズの3年ぶり新作から、最初の先行曲が公開されました。
今回はどうもL.A.がテーマとしてあるようで、今までよりもかなり開放感のあるサウンド。
ビッグなリバーブで広がりのある典型的なスロー・シンセポップっていう感じなんですが
あんまりよくないですな。ナターシャの声と合ってない気がするし、何よりこの音楽なら
この人でなくていいというか、やっぱり特徴を削って量産型に寄せるって誰も得しないよ。

Maria Usbeck – Amor Anciano

セレブリティーズのマリア・ウスベックが新作ソロアルバムからの先行トラックを公開です。
ソロ名義1stアルバム、”Amparo”は本当に大傑作で、当時めちゃくちゃ聴いたし、定期的に
今でもヴァイナルかけてるんで、人生ベスト200枚には入る位気に入ってるんですが、どうも
キャロラインのプロデュースが結構効いていたのか、以降の楽曲にはそこまでの感動はない。
スペ語で歌われているのは変わらないんですけど、もうちょっと抜け感が欲しい所ですかね。
CASCINEって音じゃ無さすぎるし、いっそシンセやリズムマシン使うのは完全にやめて、
アコースティック編成で作ってみて欲しいなぁ。声と節回しは本当に素敵だと思うんですよ。
ちなみに来日ライブは、再生ポチの100%カラオケでござった。How to Dress Wellなら
それでもまぁいいんだけどさ、めちゃめちゃ生系の音楽でそれはやめて欲しい。頼むから。

Marika Hackman – the one

マリカ・ハックマンが8月にリリースする新作アルバムから二つ目の先行曲がこちらです。
一応ギターがベースのインディロックサウンドという体裁は取られているのですが、凄く
ごった煮な楽曲で、ごちゃごちゃ展開します。ギターに鍵盤と、全体的にオーバーダブが
過剰な感じで、技巧的なねじれポップとして元は悪くないんですけど、ちょっと重いかな。
ちなみに、わしゃイントロが完全にブロンディのHeart of Glassに聴こえるんじゃが…。

いくらなんでもこの曲知らない人はさすがにいないよね?一応、載せときます。

Joan Shelley “Coming Down For You” (Official Audio)

ジョーン・シェリーの新曲が良いです。現行の音楽と思えないほどのそれっぽさが出てて
まぁ、ジョニミッチェル聴かずにわざわざこれを新しく聴くかと言われると少々?ですが、
清廉で美しくて、もの凄いクオリティだと思いますよ。ボニプリ等も参加しているようです。

Bill Callahan – “The Ballad of the Hulk” (KUTX Austin)

ビル・キャラハンがテキサスのラジオ・セッションで新作アルバム楽曲を生演奏。
しゅばらしい。このただ低いだけじゃない、深い声がぁ~もう楽器。この編成いいよね。

・どうでもいい話です。FIDLARがライブ演奏中に、自分と勝手に2ショットセルフィーを
取ろうとしてきた女性ファンの携帯を吹っ飛ばすっていうインシデントがあったみたいで、
写真撮るのに夢中な観客に一言物申すみたいなのってたまにあるじゃない?その手かなと
記事読んだだけでは思ったんですが映像が残ってて、想像してたのと全然違ったのね。これ。
https://twitter.com/m00npunk/status/1137647459700658177/video/1
何回観ても面白い。これは流石にキレるやろ。そして吹っ飛び方が美しすぎるの…。