GVVC Weekly – Week 5


Her’s – Under Wraps

一つ前の先行曲”Harvey”も良かったので載せましたが、
お次もまたまた素晴らしくて、この人達は本物だわ。
今後の大躍進もあり得るポテンシャルすら感じます。すげーぞ。
声、曲がいいのは当然として、いろいろとトラックに小技も効いてるし、
全体的にどこか新しいバランス感覚。感じる影響元と、アピールできる間口ともに広いし、
引き出しが相当多いはずなので、早く新作を通しで聴きたいですね。
形容が難しい、大枠としてはレトロ志向のインディポップ、宅録ってとこなんでしょうが…。
こちらはサンプリングではないですが、感覚としてはTV Girlとかと近い気がしますね。

注目の2ndアルバムはこちら!8/24リリースです。


Kurt Vile – Loading Zones

いつも完璧だからなんか面白くない、ジョコビッチみたいな人ですね、
間違いなく良くて凄いんですけども。たまには駄作作っても誰も怒りませんよ?
今回のビデオも、な~んだかナイス。Pissed Jeansの人が警官の一人で出演してますね。
駐禁にオートグラフっていいじゃないですか。”to my biggest fan” 笑


Lauren Faith – Just A Little (prod by Kaytranada)

トラックやば。ケイトラナーダってすごいわ。
こういう、4つ打ちだけど歌は完全にR&Bって何て形容したらいいんですかね?
歌がこれだと感覚的に、確実にハウスではないんだよなこれは。


Steady Holiday – Mothers (Official Music Video)

何なんですかこのビデオは?意味がわからないけどなんかすごい。
バビンスキさんの顔芸も効いてます。監督の手腕が光ってますね。
みんなが争ってたその和風の小鉢ってか吸物?みたいなの何なんだよ。
麺が入ってるようにも見えるけど。これが無形文化遺産、”Washoku”ですか?


Connan Mockasin – Con Conn Was Impatient

こうなるともはやショーンニコラスサヴェージと違いがわからない。
もっとミュータント感、アリエルピンク感増しなのがコナンモカシンなんじゃないの?
しかし、これもこれで結構いいじゃないか。
ただ、この人に限らないが、こういうのは日常的に素面でいるような人間が聴いてもな、
というのがあり、いまいちしっくりはこないですね。


Lonely Parade – Olive Green (Official Audio)

今週のライト・ポストパンク枠はこれかな。佳曲。アァ、アァ~。
ホイッスルの音もいいですし、ギターソロ?というほどでもない、
どう考えてもコーラスに戻る気配アリアリの間奏っぽい展開から、
戻らずそのままアウトロというか終わるんですけどそのあたりのギターの音がスバラシイ。


Roosevelt – “Forgive” (Feat. Washed Out)

すごい良い、とかではないんですけど、
あの超絶流行った最初のEPの頃のウォッシュトアウトがここで蘇っていて、
かつベースの粘っこい感じはまさにこのルーズベルトっぽくて、
こういうコラボっていいなぁ、と思ったので。
Washed Outって随分変わってしまったけど、これ聴いてなんかノスタルジー感じました。
もともと、ノルタルジーに訴えかける音楽性だったので
なんだか逆転現象というか、よく分からない話になってますが。


Maggie Rogers – Give A Little

この人は、大して良くない曲を実際より良さげに聴かす能力がすごい。
これもなんだかんだ最後の方までは一応聴いたし、何なんでしょうね。
人間のパワーを感じるというか、やっぱなんか”持ってる”んでしょうね。
メインストリームにもインディクソ野郎にもなんとかいけるラインにとどめてるし、
いつも変なダンスしてるし、愛嬌のある体型してるのもいいんでしょうかね。


Oh Sees – Smote Reverser (LP)

新作アルバムがリリースされました。bandcampで全曲ストリーム可!
本当に多作な人ですけど、今回は特に、かなりいいのでは?
後半少しダレますが、中盤まではとんでもない完成度で突き進みますよ!
今までイチゴちゃんの魚眼レンズのジャケが一番いいと思ってましたが、
今回のは超えたかもしれません。前より更にバンドバンドしてるし、
アンサンブル強度がすごい次元に到達しています。これはライブ観てぇ~。