GVVC Weekly – Week 27


Wand – Scarecrow (Official Music Video)

LAのワンドがDrag Cityからの新作アルバムリリースを発表、先行曲のビデオです。
いやいやいや、格好良すぎます、えらい変わったね!
究極に洗練されたアンサンブルと色気を醸し出す歌唱、叙情派UKロック的な雰囲気すら
感じさせる仕上がりに。挿入される全フレーズとその配置、構成が100点満点過ぎて
ケチのつけようがないですよこの楽曲は。これ以上はないでしょう。本っ当に凄い!
あのね、レディヘの新曲と言われて信じるレベルって言ったらわかるかな。その次元ね。
ただこれ、元々の音楽性がすごく好きだった人達はついてくるのかな?
あまりにもベクトルが異なってる気がするけどね。


Apples with Moya – To Be Adored

シアトルのパワーポップバンド。Whitney Ballenと親交があるようです。
ジャケットがすごくいいですね。
太めのボトムで重心のしっかりしたクランチ歪みのギターサウンドに
口を横に開ける甘めの男性ボーカル、んでベースが結構遊ぶ、というところで
すごくBuilt to Spill的な感じと思いますが、かなりグッドです。
まず曲がいいし、音も全然ローファイ系じゃないですしね。
正直、純粋なUSインディロックと言われて思い浮かぶ好きな感じのイメージそのまま
というような音楽です、オススメ!


Jamila Woods – ZORA

ジャミラ・ウッズがニューアルバムを正式発表し、先日公開されていた”Giovanni”
に続く収録曲”ZORA”を公開。bandcampでは実際に収録されるスタジオ音源が
公開されていますが、同時公開のこのミュージックビデオはなんとライブ収録テイク!
ライブラリーのブックォールの前でフルバンド演奏しており、カッコイイ。
ドラムがちょっと考えられないくらいイイ音してますね。どうなってんだ。
昨年のビルボードでの来日公演って、この編成だったんでしょうか?
まさかこんな完成されたフルバンドと思わずスルーましたが、これならマジで観たい。


Charly Bliss – Capacity [Official Music Video]

チャーリー・ブリスの新作アルバムから初の先行曲は、ビデオでの公開です。
かなりポップ寄りで聴きやすい、ビッグメロディーの3分半レディオフレンドリー理想形。
前はちょっとキッチュ過ぎるなと思ってましたが、この感じはいいと思いますよ。
声が異常にキャッチーなので、ある程度振り切った方がより存在意義がある。
大サビまで入れてきてやりすぎ感は少々ありますが、狙ってけ!って所なんでしょうね。
ちなみに、またしてもジャパニーズ・ブレックファストの子がMVディレクターです。


Barrie – Clovers

バリィさん(歌の子)率いるバリー、ファーストアルバムを正式にアナウンス。
これまでに単体で発表してきた楽曲群は入らないようで、こちらが先行曲です。
アブストラクトな部分がなくなり、より照準が定まった感じで、強度がありますね、
Diana + Wetを洗練度重視してよりメインストリーム仕上げにした風のサウンドで、
OGのAlpineもこんな感じのバランスだったような気がします。スムーズ!
音からルックスから、あまりにもブルックリンぽいし、やはりこういうのは
否応無しに反応してしまうんですよね。しっくりき過ぎるというか、単純に好物。
目新しさはないですが、普通に良いですよ。そこら辺の店とかでかかってて欲しい枠。


Beirut – Gallipoli (The Late Show with Stephen Colbert)

ベイルートがコルバートに出演、新作アルバムのリード曲を披露です。
イントロで思っきしトランペット吹いた後、間髪入れずに歌い始めるところがマジ最高。
微妙にゼェゼェ感出てるし。しかも間奏、アウトロでも同じテーマを繰り返し吹く吹く。
ボーカルが曲通して自分でペット吹くってカッコよくない?っていうかありえなくない?
トランペットボーカルって中々ないよね…一連の流れが画的に最高なんで、観てみてよ。


Show Me The Body – Camp Orchestra (Music Video)

NYのポストハードコアバンド2ndアルバムからオープニングトラックのビデオが公開!
いや、カッコイイですね。ただ、序盤はコレ絶対タイヨンダイ居た頃のBattlesだよな。
これね↓久々観たけどこのビデオやっぱイイね…。