GVVC Weekly – Week 31


Gemma – Only One

特マル大推薦枠です。間もなく公開という予告をGVVC公式twitterでも紹介していましたが、
遂に出ました。Ava Lunaのコアメンバーで、近年はDirty Projectorsにも加入している
フェリシア・ダグラスのユニット、Gemmaがダブル・ダブル・ワミーと契約し
新作アルバムをリリースします!前作が素晴らしく良くて、各所でオススメしてましたので
この知らせは嬉しい限り。今回はDDWからということで、より広く聴かれることでしょう。
基本的には生音のインディR&B的なサウンドですが、アトモスフェリックというか、急に
広がりのある音像を使うのが結構独特で、この曲のコーラスのとこなんかもそうですよね。
最後に被せてくるギターのフレーズがメチャクチャいいし、歌は歌で、ある意味
正統派R&Bも行けるくらいの間口の広さ。アウトロだけ謎に四つ打ちになるし、期待以上。

Barrie – Darjeeling (Official Video)

バリィさん率いるNYのBarrie、レーベルのWinspear共々かなりイケてることもあり
目下躍進中ですが、期待されるアルバムから新たな先行曲がビデオで公開されました。
バリィさんがスケートしたり、揉みくちゃにされたりと、たくさん登場します。
TOPSからイナタさを取り払って、Men I Trust、そしてDIANAあたりとブレンドしたような
サウンドですね。都会的で、見せかけのウォームさと内側の冷たさを持ち合わせ、クール。

Bedouine – When You’re Gone

スペース・ボムからのデビューアルバムが素晴らしかったベドウィンが新曲を公開!
本編のアルペジオが始まる前のイントロパートがなんか異次元に良くないですか?
幽玄の極みですよね。一方この人の声や歌い方自体はすごくはっきりと像を結んでいて
消え入りそうなタイプではないというか、バイタリティを感じる。でも、くどくなくて
サラッと流せるんですよ。正直1stのLPは日頃かなり聴いてるし、なんかつい
手にとってしまうんですよね。土っぽさがあるのに洗練されてるし、自然な凄みというか
単純に”すげぇミュージシャン”って気質がする。この人は本当にライブが見たいよ。

Cherushii & Maria Minerva, ‘Out By Myself’

Ghost Shipの火災で犠牲となってしまった、チェルシーとの共作からビデオカット。
ザ・ボーカルハウスって感じでメチャメチャいい曲だよ。男友達二人にまさぐられながら
バスタブの中のマリア・ミネルヴァ、元気そうな笑顔だね。

Dehd – Lucky (Official Video)

ファイア・トークからのニューリリースはDehdの新作。06年にs/t出てるので2ndかな?
Ne-Hiの人と、Lala Lalaの元メンバーということで、他の活動もそれなりにある人達。
この先行曲は過去作よりわかりやすく弾けたリード向け楽曲で、レトロ志向の音作りに
フィルスペクター系ガールポップ全振りのキャッチーなメロディということで、
目新しさはないですが安心して楽しめるトラック。こういうギターソロが一番いいよね。

Faye Webster – Room Temperature

5月にシークレットリー・カナディアンから新作をリリースするフェイ・ウェブスター。
新たな先行曲がビデオで出ました。前回公開していた曲は最高に良かったけどこれはね、
“Harvest Moon”やろ。キーは違うけども、スライドバーのフィーリングとか進行とかさ。
赤い水着にバイザーでビザールギター抱えた海辺のショットが100点満点とはいえ、
どうしても”I should get out more~”のとこで”Because I’m still be in love with you~”
が出てきちゃって、集中できないよ!でも、素敵なビデオ。アロハのダンスもいい感じです。

なあ、似てるだろ?


SHUNKAN – Little Hell

NZからLAへ戻った日系のマリナ・サキモト率いるシュンカンが新曲を発表。
以前はもっとこもった音で、ファズを効かせたいかにもなローファイガレージや、
シットゲイズ的な楽曲もあり、もっと広義でのパンクないでたちでしたが、
単純に大人になってきたというのもあるのでしょう、このニューシングルは
程よくビッグなアレンジのオルタナ・ポップという感じで、今風なサウンド。
なんかMiddle Kidsみたいな感じですかね、ある意味メインストリーム系とも。

Vampire Weekend – Sunflower / Big Blue

ヴァンパイア・ウィークエンドが次回作LPから新たに2曲を公開しました。
今回は特に期待できるかもしれないですね。売れすぎて、1stの一番良かった部分が
2nd、3rdと徐々に薄れていってたのでこの路線は大歓迎というか、完全に想定以上。
そぎ落として、ちょっとサントラっぽく、ほのかな南国の香りと、何気なさを気取る
インテリスノッブ。この人たちはこれでしょ。ロスタム君抜けたのがいいのかもね。
エズラ君の声と歌唱だけでフックすごいので、コマーシャルな装いにする必要はない。


MUNYA – s/t (LP)

ムニャが立て続けに発表してきた三部作EPがついに出揃い、完結ということで曲順を変え
まとめられてアルバムとなりました。全て収録されていて、これはフィジカルも出てます。
アネモネと一緒に絶好調Luminelleを支える看板アーティスト!この辺はやはりいいね。
M-3″Blue Pine”が直前に公開されていた最後の先行トラックで、すごくキャッチー。
ソフトサイケ・ノスタルジアだけども、レトロ趣味は感じなくてむしろ音像はモダンと、
その辺のバランス感覚が”違い”なのかな。歌も声も確実にいいですけどね。オススメ!

M Sage “Polish Triangle” (Geographic North)

アンビエント界隈にて別格の存在、M.Sageが本人名義の新作アルバムから先行曲を公開。
この人は本当に風格がある。正直星の数ほど存在する環境音楽系のアンビエント作家の中で
圧倒的に違う、”聴ける”んだよね。音楽性自体が他よりキャッチーだとかそういうのでは
全くなくて、もっと深層的な面で門外漢も楽しめる間口の広さを兼ね備えてるってGifted。
今の地位も本当頷ける。今回は自身のPatient SoundからではなくGeographic Northから。