GVVC Weekly – Week 48

The Bird and The Bee – Hot For Teacher (Van Halen)

ザ・バード・アンド・ザ・ビーがヴァンヘイレンの有名曲を意外と忠実に本気でやってます。
いやぁ、これはいいカバー!というのも、ベックまで噛んで丸っとカバーアルバム出すうちの
先行曲なので、駄カバーなワケはないんですがそれにしても出色の出来栄えだと思いますよ。
全体のビート感と、導入部分や特徴的なリフというか、テーマもギターではなくなってますが
フレーズとしてはそのまま使ってて、リスペクト万全かつ完璧に自分達の音楽にしてるよね。
ここまで完成されてるともう原曲が好きとかどうとかじゃなく、ただ褒めるしかない。ヤバ。


Long Beard – Sweetheart (Official Audio)

ニュージャージーのロング・ビアードが新作アルバムを9/13にリリースします。その先行曲。
かなり久々で、レーベルも今回はダブル・ダブル・ワミーからということで気合い入ってる。
幅広く活動しているジャパニーズ・ブレックファストの彼女がプロデュースしてるようでして
アジア系女性Voアーティストのコミュニティというか、絆を感じますよね。音楽性はというと
いかにもその辺絡みの風情なドライ・ウェット50/50のクリーンギターサウンドに、柔らかい
SSW系のボーカルが乗ってくる緩やかなUSインディロックで、リアル・エステイトあたりの
瑞々しさと煌めき、陽の光に実際のBPMよりもスローに感じられるタイムで流れ行く音楽。
それ程強烈なフックはないですが、最後1分半あるアウトロのインストパートが相当グッド。
急に白昼夢サイケデリアの緊張感が走り、シンセリードが突入してきます。これは格好良い!


Sandro Perri | “Time (You Got Me)” Edit

引き続きConstellationから9月にリリースされるサンドロ・ペリ新作アルバム、先行曲です。
昨年のEPの時デストロイヤーのダンさんがフィーチャーされてるトラックを紹介したかな。
暖かく、豊かで雄大な自然を感じるアース・ミュージック。カントリーや荒野、亜熱帯とかの
それではなく、なんというか、瑞々しくて涼しい、わりと色彩豊かな自然公園的イメージね。
ポコポコドンドン鳴ってるパーカッションもいい意味でインテンシティ高くなく、丸い音像で
統一されていて、邪念のない心象風景に心が洗われます。鳥達が飛んできて肩にとまりそう。


Bat For Lashes – Kids In The Dark (Official Video)

バット・フォー・ラッシェズの新作から最初に公開された先行曲に続きそのビデオも登場。
トラックだけ出た時、ちょっと彼女に求める物じゃ無さ過ぎるよって事でけなしましたが、
この映像込みだと俄然聴けたんですよね。ベタにロマンチックで、まぁいい感じじゃない?
でもやっぱ深みっつうか、滋味が薄いから、インスタント感が強いのは間違いないけども。
ナターシャ、君は吸血鬼だったんだね。サヨナラ…。

すいませんが以上です。US/CANのカレンダーも影響して、今週はなんか全然ないんだよね。