GVVC Weekly – Week 39


Faye Webster – Right Side of My Neck (Official Audio)

フェイ・ウェブスター、待望のアルバム発売まであと約2週間となりました。これが最後?
の先行トラックは2分半で終わるやや小品っぽい楽曲。ソフトなサウンドスケープの中で
“アタシの首の右側はまだあなたの匂いがするの”と繰り返します。休日の自室で、昼前の
木漏れ日の中、さっき帰って行った恋人を想ってベッドでグダグダしている、あの感じです。


Barrie – Happy To Be Here (LP)

バリィさんのニューアルバム、遂にリリースされました!bandcampでも全曲聴けます。
タイラー・ザ・クリエイターもオススメしてる。恒例のインディいけますマウントかね。
ついでにタイラー・ザ・クリエイター風音楽の作り方解説が秀逸過ぎるので貼っとこう。

New Me – Civilian Stuff

New Meの新曲が公開。たぶん世界探せば他にも同名いると思うけど、いいバンド名だよね。
US、どちらかというと西っぽさはあるけど、なんかサンディエゴのイメージじゃない音で、
シンセレイヤーに質量の軽いエアリーなドラム弾む爽やかな一発。こういうのでいいんだよ。
変な話ですが、ギターポップのシンセ版、って感じでね。”シンセポップ”ではないんだよな。
なんかslowdanceってバンド思い出しました。あちらは女性Voですしギター入ってますが。

これね。いい曲だなぁ~。ビデオが曲に合ってないけど。

black midi – talking heads (official audio)

ここんとこかなり評判となってきているロンドンのブラック・ミディが新曲を公開。
個人的にはバンドサウンド版Blanche Blanche Blancheという感じで、正体不明な
ミュータント的狂気を孕んだアートポップ・ポストパンクっていう方向性ですかね。
正直そういうのってちょい寒く感じるタチなので全面的には支持できませんが、中でも
この曲はけっこう好きかな。比較的普通ですからね。尖り方というか音は確かに格好いい。
これ単体だと割とテラメロスあたりの感じにも聞こえるし、今後どうなってくのかな。


Badge Époque Ensemble – Undressed In Solitude (ft James Baley)

Slim Twigsが始めたニューバンドのようですが、これは格好良すぎるでしょうね。
プログレッシブなサイケソウルって感じで、マイケルフランクスとかみたいにも聴こえる
部分もあり、おっさん臭い路線ではあるのですが他にない感じで、クオリティ高いです。


Jas Shaw – Science And Luck

シミアン・モバイル・ディスコの片割れのニュープロジェクトらしく、収録曲20以上の
アルバムを発表するみたいなんですが、リリースまで毎週2トラックずつ公開するんだって。
その第一弾なんですけど、何かさぁ、すごい音がいいんだよね。キックだけ聴いてられるよ。
特別なことはないクリックハウスだとは思うんですけど、ちょっと引っかかりますね。どう?


Mark Kozelek & Petra Haden – “The Power of Love” (Huey Lewis and the News Cover)

最近もはや音楽ではない、辛気臭いギターだけをバックにしたモノローグ的クソ作品ばかり
連発しているサン・キル・ムーンことマーク・コズレックの最新アクティヴィティはこれ。
ディセンバリスツなんかにも参加しているバイオリニスト・シンガーのペトラ・ヘイデンと
コラボ作を10月リリースするようで、そちらからの先行曲は穏やかなアルバム・クローザー。
全編この路線なら買うし、聴くんだけどね。こういうのか、Benji的なインテンシティのある
作品ちゃんと出してくれれば実際レジェント級なんだから、毒ばかり吐いてないで頼むよ。


Haleiwa – HKI -97

スウェーデンのHaleiwa(平成と令和が混ざったみたいな名前)新作からの先行トラック。
いかにもmorrから出てそうな、シューゲイズ風味のクラウト宅録POPって感じです。
morr musicが変わらず健在なのってなんか嬉しい。時代、流行とか一切関係なくずっと
同じ、決まった好みの事をし続けるというのが一番いい。嘘なく生きるということですね。

Holly Herndon – Frontier (Official Audio)

ホリー・ハーンドンすごい進化しました。現音の範疇と言いたくなるアカデミックで鋭い
ハイパー・ダブ通過後のIDMって感じのイメージでしたが急激にトライバル・身体的になり
もはやThe Knife的な響きすらあるし、かつとても音楽的。これは天才。4ADに移籍済み。
ハーゲンダッツのクリスピーサンドとお酒が無制限に無料で振る舞われる、一般開放かつ
入場無料という伝説のイベント”Versus”で見かけたのが懐かしい。

まだ先行曲が出てませんが、ビルキャラハンの久々のオリジナルアルバムが6/14に出ます。
楽しみすぎるね。元SMOGって言うのもナンですが特に”お馬さんのアルバム”は歴史的名盤。

スーパークラシック。

今週の面白ニュースは、
『ピート・ドハーティ、犬の散歩中にハリネズミの針で負傷し入院』かな。
でもまあ、傷が深いとかっていうより感染症的なところみたいです。
野生のハリネズミでしょうからね…。