KEESKEAのデビューEPが地元オーストラリアのHobbledehoyからリリースされます。
ジャケットがめちゃ良い感じです。単発でシングルをbandcampリリースしていましたが、
それらが収録された名刺代わりの一枚になるみたいですね。この人は、まあ女性SSW系と
くくることもできるんでしょうが、何か特異性があって、グルーパー的な部分も持っている。
使っているインストゥルメントは基本ギターだけで、アンビエント感を出してくるサウンドと
やや感傷的で寂漠とした歌唱、ウェットなのに荒涼とした世界観。若さや愛も感じるし、
リズ・ハリス程浮世離れはしてないですが、ちょっと他にないバランスだしOGっぽくない。
ルックスもかなり凛としていて、奇抜じゃないのに印象に残るんですよね。これは推しです。
Vivian Girls – Sick [OFFICIAL AUDIO]
何とヴィヴィアン・ガールズ早くも復活です。早いだろ。ものの5~6年で新作出す程の
再結成するんなら、最初っから解散すんなや。まぁ、人生何があるかわからないですが。
引き続きポリヴァイナルからで、西海岸のバンドとなったようです。基本は変わってない
けど、いい意味で厚みが出てきている感じで、やっぱり一時代を築いただけのことはある。
微妙なシューゲイズフィーリングも付加されて、フレッシュさもあり期待できる内容かと。
Chelsea Wolfe – American Darkness (Official Video)
チェルシー・ウルフの新作アルバムから、新しい先行曲のビデオです。なんですかこれ、
一体どうしたの?見た目や映像のノリはそのままだけど、楽曲からゴス・ドゥーム感が
大きく減退しており、僅かなゴシック耽美の雰囲気だけを残してほとんど残ってないよ。
これじゃマリッサ・ナドラーとそう変わらない。(声は違うが)そして、すげーいいね。
ひとつ前の曲もここまでではないにしろフォーク路線に戻ってたし、今回はこうなんだ。
確かに近作でどんどんゴリゴリのドゥーム路線に振り切ってたので反動かしら。ナイス。
One True Pairing – I’m Not Afraid (Official Video)
Wild Beastsで目立っていた人のうちハイデンさんではないもう一人の方、トーマスさん。
こちらもドミノからソロデビューという事で、お次の曲です。全体的に80’sテイストな、
ダサカッコ系の楽曲ですが、全然よくないね。もちろん声は物凄くいい。片割れのソロが
まぁ、ワイルドビースツですと言われてもそのまま行ける音楽でしたがこっちはアカンす。
いや、違うなら違うでいいんだけど、これはちょっと…プロジェクトネームはいいですね。
こないだの第一弾シングルも、もしかしたら二人の声がどちらも入ってたら聴けるのかも。
ハイデンソロの方が音楽性的には強く継承してるけど、線が細すぎてどこか物足りないし、
やはり組み合わせの妙というか、バンドの良さって偶然というか、マジでケミストリーと
思いますね、こういうのに遭遇するとさ。そう考えるとソロミュージシャンって強いわね。
Wilco – Love Is Everywhere (Beware)
ウィルコの完全新作が出ます。安定して、定期的にずっとプロパー作品を出し続けるよね。
大御所ってレベルじゃなく、USオルカンの神。いつも一定以上にはいいし、凄みを感じる。
兎に角、歴史的金字塔を作ったっていう実績があるんだからもう、それだけでOKなんです。
Stephen Colbert Joins The Mountain Goats To Perform ‘This Year’
マウンテンゴーツがスティーブン・コルバートのレイト・ナイト・ショーに出演。で、一応
新譜のプロモーションなのに過去作の有名曲を演奏。というのもコルバートが彼らのファン
みたいで、これやってくれと頼んだらしく、頭の口上の時にも新譜のジャケパネル持ちつつ、
ご丁寧にも『このアルバムには入ってない曲です!いや、いいアルバムだけどね。』と紹介。
曲半ばにはお約束として自分も参加しちゃいます。それも合いの手レベルではなく割とガチ。
これが全然歌えてるし、本当に好きなんだなという感じがして、見ていて気分がいい。ただ
おっさんダンスのノリだけはこの世のものと思えないほどダサいっていうか、ヒドイね…。
・グルーパーの母ちゃんがJeopardy!の回答者に出演って話、面白いっすね。それだけ。
・さて今週は1日遅れてしまいましたが、GVVCをこの形で再開して丸1年が経過しました。
(昨年の7/22がWeeklyの掲載第一回でしたので)それで特に何ということも無いですが
今後ともよろしくお願いします。